作業療法士って何をするんだろう?
作業療法士は、医師の指示のもとに身体または精神の障害のある人に対して、手芸、工作その他の作業を行わせ、主としてその応用的動作能力や社会的適応能力の回復をめざすリハビリテーションの専門家です。具体的には指が動かせるといった基本動作から一歩進めて、食事ができる、着替えができる、字が書けるといった応用的な動作ができるよう支援します。
作業療法士は「人」とかかわる仕事です。対象者は、心身になんらかの障害を持った人たちであり、うまくコミュニケーションがとれ、信頼関係が築けなくては、治療訓練もうまく行えません。そのためには、相手の心の動きを敏感に感じ取り、気持ちを理解するように努めることが大事です。そして、対象者の心に寄り添い、前向きな気持ちになるようにサポートしていく必要があります。
本校では、少人数教育の特性を生かし、講義や実習などを通して、洞察力と豊かな感受性を養っていきます。
作業療法士の“作業”というのは、手芸や木工といった手工芸活動だけではなく、遊びや気分転換、さらには日常生活において行う仕事、諸動作(料理、掃除、洗濯・・・)などを含めて、「一緒に何かをする」という大きな概念を指しています。対象となるのは赤ちゃんからお年寄りまでで、作業療法士は、その人らしさを引き出していく伴走者(We are always beside you)と言ったらいいでしょうか。
少子高齢化社会が進んでいる中で、医療機関だけでなく老人ホームや在宅(保健や福祉の領域)などで、いかにその人らしさをキープしていただけるための知識や技術がこれからますます必要とされます。本校は、そうした「高齢化社会に対応でき得る人材の養成」をめざし、1年次で介護体験実習を課すなどカリキュラムも工夫しています。授業についても、受動的に講義を聞くだけでなく、グループワーク活動などの参加型の授業を取り入れ、自分自身を理解するとともに、作業療法士として必要な資質を養っていきます。






