特別座談会

  • 小畑 陽平
    理学療法士歴16年
    教員歴10年

    高校時代はバスケ一筋。「理学療法士は幅広い分野でスキルを活かせるからこそ、高い目標を持たせたい」と語るアニキ肌。

  • 櫻井 直人
    作業療法士歴15年
    教員歴8年

    前職は病院勤務。病院に来る実習生を指導をする中で、「自分は教師に向いている」と感じて、教員の道を選んだとか。

入学間もない1年生と先生達が、それぞれ聞きたかったことをフリートーク。
高校生に一番近い彼らの言葉と、先生との友達のような仲の良さを感じてください。
  • 小畑:さて櫻井先生、当校の特長、まず何でしょうか?
  • 櫻井:そうですね…素直で快活明朗な学生が多いですよね。来校された方からよく挨拶が素晴らしいとお褒めの言葉を頂きます。
  • 小畑:たしかに。教員達も気さくで、勉強だけじゃなくプライベートの悩みも親身に聞いているのをよく見ます。私の場合、個室だと学生が緊張するので、一緒に筋トレやランニングをしながら聞くことが多いです(笑)
  • 櫻井:(笑)少人数制だから目が行き届くんですよね。授業でもそのメリットを活かしてスモールティーチンググループを作り、学ぶべき内容の整理や定着の作業をしています。体も心もアクティブに動かす授業を意識しますね。
  • 小畑:アクティブラーニングですね。聞くだけでなく、意見を伝えたり聞いたりするし、振り返りもしっかり行う。何がわからないのかが明確になるので、その後の個別指導や自己学習にも活かせます。当校ではまず『勉強の仕方』から教えていくから、部活に一生懸命だったり勉強が苦手だったりする生徒も安心して学べるはずです。
  • 櫻井:それと、私は、「海洋リハビリテーション研修」が素晴らしいと思いますね。3泊4日行動を共にすることで学生同士、教員と学生との関係性が構築されますし、実は作業療法の良さが詰まっていると思っています。マリンプログラムなどで「楽しさ」が体や心にもたらす効果を実体験できるので、作業療法の理解にも繋がっているはずです。
  • 小畑:入学前教育で基礎医学を前倒しでしっかりおこなっているのは当校だけじゃないかな。10月にはほぼ定員になるから、11月には親睦会をして、解剖学・生理学などを学びはじめてもらいます。これ、やってみたら非常に大きな差になっていて、それまで、医学って「難しい」「不安だ」と感じていた学生達が、すんなりスタートを切れるようになりました。
  • 櫻井:高校との連携があって実現したことですね。高校の教室で医学の教科書を開くのはちょっと鼻が高いと言う生徒もいました(笑)。
  • 小畑:ちなみに櫻井先生には、「こんな作業療法士を育成したい」という想いがあったりするんですか?
  • 櫻井:生徒には“選ばれる療法士”になって欲しいと思います。確かな技術と人間力がある人材に育てたいですね。私自身、現場を経験してきて、いい仕事だと実感するんです。「体を良くすることで心を良くする、心に働きかけて体も良くする」のが作業療法。その相乗効果で人が笑顔になるのは嬉しいです。それを実感してほしくて、自分の臨床場面を見学させ、学生と一緒にリハビリを行ったこともありました。また、作業療法と言うと手芸や陶芸のイメージが強いですけど、「作業」は手段だから、どんな方法でも良いんです。スポーツでも楽器でも良い。むしろ自己利用といって、自分が得意なことを治療に生かしていける仕事でもあります。
  • 小畑:そういう情熱とか、何か特化したものを持っている教員が、当校には多い気がするね。
  • 櫻井:小畑先生はどう考えますか?指導について。
  • 小畑:私は、理学療法士、作業療法士になった後、5年後、10年後どうなって行きたいかという目標を、学生自ら描けるように指導したいと思ってるんです。作業療法士・理学療法士の人数が増えたとか、ステレオタイプに情報を伝えるだけの教員は良くないと思う。その分チャンスも広がっていますから。例えば、理学療法士は「運動の専門家」だから、医療・介護はもちろん、スポーツやロボットの分野でもスキルが応用できます。
  • 櫻井:いろんな分野の外部講師を招いて、年に何度も講義してもらうのもそのためですよね。そういう意味では、教員の人脈や、外部の専門家との連携力も当校の大きな強みだと思います。視野が広がるし、実習の幅も広がりますから。
  • 小畑:職業もそうだし、経営的な面をどうするか、というところまでね。
    もちろん国家試験対策には力を入れていて、『国試塾』を通して、1年生の時から徹底した基礎力強化を行います。最終学年になれば、たとえ夜遅くても、教員は学生にとことん付き合う。試験1ケ月前に30点足りなかった学生を徹底的に個別指導し、合格できたこともありました。そういう一つ一つの積み重ね学習が、当校の国家試験合格率が高い理由だと思います。昨年は、1年次最後の模擬試験で理学療法学科が全国1位、作業療法学科は全国3位でした。年々、合格までスムーズにいく学生が多くなってきています。
  • 櫻井:ただ、国家試験を最終目標にはしていない、ということですよね。
  • 小畑:そう。当校では国家試験は通過点でしかなくて、なってからどうするか、生徒たちにはそういう目線が育っていると思っています。志が高いから、高いモチベーションを維持できるんだと思うんですよね。

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